治療指針:生活提言:治療経過


黄体機能不全、不安→妊娠弁証論治
病因病理:弁証論治



病因病理



もともと精神的な問題と体調が直結しがちで、体調がよくないと不安が強く心理的に落ち込むというように、腎気の支えがないと心気を十分に養えなくなるタイプであると思われる。

また精神的なストレスから肝鬱が強くなると生理が早く来てしまうなど肝鬱も腎気に直接的な負担となりやすい。

今回も半年ほど前から妊娠をのぞみ、病院にいき治療をはじめたとたんに、精神的な負担となり、肝鬱が強くなり、腎気が弱り高温期が短くなり月経量も減ってしまったと思われる。また口渇や体重の減少も伴い、肝鬱は心熱をおこしたり、脾気も押さえられてしまったと思われる。

脾気は便通もよく、食欲もあり、胸焼けなどもなく大きな問題は感じさせないが、梅雨時に体調が悪い、朝に調子が悪いなど内湿の存在がうかがえる。大きな問題がないながらも、脾気は強い肝鬱に影響されがちであり、脾気の弱さも心気の養いを不安定にしている要因と思われる。







妊娠後、それまでなかった食後の強い眠気、夕方の精神的な落ち込みが明瞭となった。

妊娠は腎気に負担がかかり脾気へのバックアップが不足しがちになり脾気が弱り、食事によって中焦に気があつまると上焦では気が薄くなり眠気となり、腎気がより落ちる夕方では心気もたたず落ち込みとなった。食事のありようをかえることで脾気への負担を緩和することで大きな変動はなくなったが、『変化が大きい』ということは、全体の器が小さいということを物語っている。




弁証論治



弁証 腎虚を中心とする気虚 肝鬱

論治 益気補腎 疏肝理気







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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