治療指針:生活提言


卵管切除後IVF→出産弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



早産で生まれ、出生体重も少し少な目ではあったものの12歳で初経が順調にあり、それなりに腎気の充実があったものと思われる。

20歳の頃より首、肩、腰の痛みを感じ始めている。仕事によって座っている時間が長くなり気血の巡りが悪くなったためと思われる。これはもともとの素体が腎気を中心に少し弱く肝鬱が強めの状態であることがうかがえる。また子供の頃より汗をかきやすく緊張するとより手足からの汗が増えることよりも肝鬱の強さが心肺にも負担となっていたとも考えられる。







30歳で結婚、1,2年で体重が10キロ増えるもさしたる体調の変化は感じなかった。

36歳で人工授精により妊娠するものの子宮外妊娠となり、左卵管卵巣切除となる。 また、このときに多数の子宮筋腫が発見され複数個の切除も行われた。 この手術は子宮のみならず全身にも非常に大きな負担となり腎気を大きく損なうことになった。 首や腰の調子が一段と悪くなり夜間排尿も始まるようになった。腎気が落ちることにより 腎の陽気も不足し、脾気に影響し内湿が生じ始め季節の変わり目に調子が悪くなっていった。

腎気が一段落ちたままの状態で、体外受精のために子宮筋腫を小さくするという目的で下焦の機能を低下させる薬をかけた。しかしながら子宮筋腫は思ったように小さくならなかった。再度の投薬治療を勧められたが、卵巣機能がこれ以上低下するのを懸念し転院。

新しい病院にて、自然な周期で採卵するも、空砲が多く採卵が難しくなっている。

子宮外妊娠の手術のために落ちた腎気が回復しないまま、下焦に負担のある投薬を行い、より腎気を中心として子宮卵巣への養いが低下してしまったためと思われる。




弁証論治



弁証
腎虚 胞脉の虚損

論治
益気補腎 養胞脉







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











一元流
しゃんてぃ治療院
ビッグママ治療室