治療指針:生活提言:治療経過


流産せずに生みたい弁証論治
病因病理:弁証論治




30才の頃、親との同居など生活環境の変化やストレスが多く、肩こりを感じやすくなっ ている。

31才の時に化学流産。また33才の時にも心拍が見えず流産している。33才の時の流産以 降に生理が不規則になり、生理の量が減っている。流産によって、腎気に負担がかかり 、回復できずに継続してしまっている。







その夏、仕事が忙しく疲労が重なり、その上家庭の問題からストレスも重なる状況が続 いていた。強い肝鬱が弱った腎気をより消耗させ、それによって肝鬱が強くなると言う 悪循環がおきていた。

そういったなか、クーラーの冷えにより肩こりが悪化したような感じから深夜の激痛 となった。腎気と肝鬱の悪循環から、腎気の弱りが進み脾肺へのバックアップが弱くな り、衛気の弱りを生じた可能性がある。

このためクーラーの冷えなど外寒の影響を受け やすくなり、肩上部の経絡の衛気が劫かされ、とくに、気が裏に納まり衛気の守りが薄 くなる深夜の激痛となったのではないかと思われる。

現時点でも、上背部をみると、痛 みのある右の肺兪、厥陰兪、心兪と陥凹があり、反対側の厥陰兪は心兪は筋張っている 。痛みのある右側の背部?穴は弱りが中心であることから、この肩の痛みが肝鬱のスト レスから肺気心気への負担となり、肺経心経を中心とした経絡経筋の弱りを生じさせ、 衛気の弱りに乗じて発生したものであると思われる。







痛みは注射など局所の対応で解決したものの、腎気の不足は継続し、肺気をおぎない衛 気を増すことには致っていないため、仕事の状況や冷えなどにより時々発作的な痛みと なっている。

また、腎陽を中心として腎気の不足は脾気へのバックアップ不足となり内湿を生じさせ 毎年の体重増加となっていると思われる。




弁証論治



弁証

腎陽虚を中心とした衛気の弱り
右肺経、心経、三焦経を中心とした経絡経筋病

論治

温補腎陽
温補肺経、心経、三焦経経筋経絡







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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