治療指針
腎の陽気をたてることを第一とし、暖かさを子宮に導き、子宮の気血を温養して いく。
生活提言
26歳のご結婚後から、不妊治療をはじめ、人工授精、体外受精と沢山の治療をがんばっていらっしゃいますね。
高度生殖医療を使い、妊娠しても継続できないと言うこと、本当に辛いですね。
不妊治療は、重ねれば重ねるほど、不妊治療自体が身体のストレスとなり、重荷になっている場合があります。いまの不妊治療の状況をご自身が『悪化している』と感じになるのならば、 年齢もまだ33歳ですので、半年程度一切の薬や刺激をやめて、身体を休めてみることを提案いたします。
『病院に行っていないと不安で・・・』
『1周期も無駄にしたくない』
そんなお気持ち、とてもよくわかります。
ここまでやっても妊娠出来ないのだから、『自然に妊娠出来るわけがない』というのも よくわかりますし、『時間を無駄にしてはいけない』というお気持ちも納得できます。
ただ、同じ状況で、同じことを繰り返しても、同じ悲しい結果しか出ません。
今一度、不妊治療そのものからは離れ、気持ちを楽にして身体作りをして、 新たな仕切り直しをしましょう。
時間を大切にする。
でも、急がば回れのときもある。
いまは、急がば回れの時だと思います。
気持ちを切り替えて、身体の手入れをしてみましょう。
週に1,2度の鍼灸治療、
毎日のご自宅でのお灸での手入れ
お散歩、
規則正しい生活。
不妊治療を目標にするのではなく、
当たり前の気持ちの良い身体を作ることを目標に
少し時間を使ってみましょう。
治療経過メモ
初診時にてすでに採卵周期に入っており、3診目で採卵終了。5診目までの間に移植。妊娠せず。
その後13診にて自然妊娠、15週を過ぎて継続。
妊娠中も鍼灸にてフォローし、無事に3000㌘越えの元気な赤ちゃんを 自然分娩にて出産
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