胃熱によりおこっている暴飲暴食を止めるために、脾気を補うことで食べすぎの悪循環をたちきるようにする。
また、湿痰を排出して体重減少をはかる。そのために脾気をバックアップするための腎気も補っていく。
脾気と腎気の両方が充実してくれば溜まっている湿痰がさばけてくるので、腰下肢の気血のめぐりも よくなり症状も改善していくだろう。
食事についてですが、キムチ・唐辛子・香辛料などの刺激物は、身体の中で熱を発生させて食欲を増進させる働きがあります。
患者様自身、口渇や食事を食べ過ぎてしまうというようなことがあり、これは身体の中に余分な熱があることを示しています。
それなので、嗜好品であるキムチ・唐辛子・香辛料などの摂取は、控えていただく方がいいと思われます。
また、間食・甘い物の摂取は控えましょう。
これから、暑い季節になるので、胃腸の働きを阻害する、冷たい物のとり過ぎ、 飲みすぎにも注意しましょう。
食事の不摂生により湿痰というものが身体の中に溜まっていきます。
これは、下水道にへばりついた油粕やヘドロのようなもので、患者様の腰痛や下肢のしびれ感も この湿痰が存在することが原因の一つになっています。
そのため、辛いものを控えて食事量を適量にして、甘い物や冷たい物を控えることで、 胃腸機能が改善されて、それにより身体の中に溜まっている、いらない湿痰がお通じと一緒にさばけてくるでしょう。
運動についてですが、今現在整形外科のリハビリに通われていて、 理学療法士によるリハビリ、腰痛体操の指導を受けていらっしゃいます。
そのため、運動の内容・程度については、理学療法士の指示にしたがってください。
全く行わないとか、頑張ってやり過ぎたりということがないようにして、 毎日コツコツと続けるようにしましょう。
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