不安が強い不妊の弁証論治


不安が強い不妊の弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



第一に腎陰を中心に養い、器を安定させる。また、強い肝鬱を 調整し、全身への負担を軽減し、器をより養いやすくしていく。

第二に、肝気と腎気の調和がとれ、器がある程度安定したところより、脾気を高め より器の充実をはかる。




治療経過



鍼灸治療が始まり、体調が落ち着いた後、妊娠に至った。

妊娠が成立後、食事のあとに非常に強い眠気を感じ、夕方になると、精神的に落ち込むような状態となった。器が小さく気虚気味であったため、妊娠により生命力が腎へと集中すると、全身の気虚がすすみ、脾気へ生命力が集まる食後には眠くなり、疲れがでる夕方には心気も養えなくなってきたのだと思われる。食事の方法をかえ、脾気に1度に負担にならないように、ゆっくりと消化吸収が進むようにアドバイスすることにより、全身の生命力の偏在が小さくなった。

全身の生命力不足である気虚が根底にあるため、なにかに負担がかかると、全身への問題と波及しやすいと思われる。とくに心気の問題が、全身の問題とリンクしやすい状況は、ご本人の生活にも影響が大きいと思われる。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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