治療指針:生活提言:治療経過


喘息、バセドー、妊娠糖尿病の弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



近しい複数の肉親が糖尿病であり、ご自身も小さいころより喘息、冷え性、肩こりで悩み、 30代半ばからはバセドー病などもくわわり、だるさを中心とした全身の体調が、だんだん悪化している状態である。







9歳のころよりおこった喘息発作は、20代のころには大きな発作がおこるようなことはなくなったが、季節の変わり目や、風邪などで体調の悪化と共に喘息気味になり息苦しくなっている。

肺気の弱さが成長による腎気の充実で、肺気、肝気、腎気がそれなりにバランスがとれたために大きな発作はおこさなくったと思われる。しかしながら、昔からトイレが非常に近い、夜間排尿があるなどのことより、腎気は弱めであり続けたことがわかる。







33歳で結婚し、都内より小田原に引っ越し、喘息が出ることは少なくなったものの、空気の悪い東京に出かけると直ぐに息苦しさを感じるということより、喘息自体がよくなったものとは考えにくい。腎気そのものは弱い状態が継続していたものとおもわれる。

34歳からなんとなく目眩が生じるというように、上焦の不安定さが出現。その3ヶ月後草むしりで首を痛め経筋を損傷したことをきっかけに目眩、だるさ、はきけ、肩こりが強くなる。整形外科では首の問題はないと指摘される。痛めた経筋を回復させるべく首を中心とした部位に気があつまり気滞が生じたこと、そして首の部位に気があつまったため、他は気虚をおこし、腎気にはさらに負担がかかり、腎気がおちたことでだるさ、肩こり、目眩が強くなり、中心に引き寄せるベクトルがへったために胃気は上逆し吐き気がおこったものと思われる。

腎の陰陽共に弱りが明瞭になったことにより、腎の陽気不足から朝のだるさが強く、また腎の器が一つ小さくなってしまったために陰気不足から虚熱も発生し、夕方6時ぐらいから生じる微熱をともなうだるさとなっている。この腎の陰気不足から生じる虚熱はバセドーと診断される状態になり体重がおちたと思われる。

薬のコントロールによりバセドーは落ち着いたものの、腎気が補われることがなかったため、だるさは憎悪し、不妊治療をしても良好な卵が採れない状態になっている。また、腎の器が小さいために、附子を含んだ漢方薬では腹痛、意識障害、しびれなど大きな体調の変化となってしまった。




弁証論治



弁証:腎の陰陽両虚

論治:益気補腎







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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